インパクトを考える

~ 深い印象 ~
記憶に残るために」覚えておいてもらうための仕掛けとして「予感を感じさせる」ことと「行動すること」について述べました。「予感を感じさせる」ときに、より「深い印象」を与えると、鮮烈な記憶として残ります。良く言う「電気が全身に走った様な・頭を殴られた様な」感じが与えられれば大成功です。こうしたインパクトを感じてもらえれば知名度は一気に上がります。

自社にふさわしいインパクトが何か?は難しい問題ですが、そのヒントとして、まず「あなたご自身が他の会社について印象に残っている事」を思い出してみましょう。

「よい印象を受けた会社が何をしていたか」その記憶を辿れば、あなたが受けたインパクトが何によってもたらされるたかが分かり、自分の好みがはっきりしてきます。その好みを基点にしてどのようなインパクトを与えるべきかを考えていくわけです。

●訪問した時に社員の誰もが、気持ちよく挨拶してくれた
●面白い活動や社会貢献をしておられる
●営業マン個人がユニークで興味を持った
●社長がアイデアマンで面白い人だと思った
●会社案内や名刺などがとても印象深かった

こうした要素の中から自社にフィットしたインパクトの与え方を見つけ出しましょう。

簡単な取組事例で言えば「ホームページ・名刺・パンフレットのデザイン統一」です。このツールのイメージ統一によって会社の一体感が出てくるだけでも、かなりのインパクトがあります。

さらに「おっ!すごいね」とお客様を唸らせるビジュアル・コピー・キャラクターなどの表現があればインパクトはさらに高まりますがこれは素人が簡単に捻り出せるものではありません。センスの良いクリエイターにお願いして作ってもらいましょう。

そして大阪的な発想であれば「意外性」でウケを狙う手もあります。意外性でびっくりさせる表現は広告などで良く使われています。

とは言っても会社の知名度を挙げていくには結局は本業での「地道な努力」が不可欠です。インパクトを与えるのはその地道な努力に目を向けてもらう「きっかけ」だと考えて下さい。